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クッシング病

1. 概要

下垂体腫瘍による副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)過剰分泌のため副腎皮質からコルチゾールと呼ばれるステロイドホルモン分泌が亢進した結果特徴的な症状を示すようになった疾患。

2. 疫学

約1000人

3. 原因

ACTH産生下垂体腫瘍による。腫瘍の発症原因は不明。

4. 症状(一部図に示す)

特徴的な症状として腹部が肥満して四肢が太くならない中心性肥満、赤ら顔でむくんだ満月様顔貌、首の付け根に脂肪がついた水牛様脂肪沈着、妊娠線が赤くなったような皮膚線条などのクッシング様体型を示すが、にきび、多毛、浮腫、筋力低下、骨折、月経異常などから見つかることも多い。精神障害の頻度も高い。

5. 合併症

高血圧、糖尿病、耐糖能低下が大多数の症例でみられる。骨粗鬆症、精神神経疾患の合併も多い。慢性の副腎皮質ホルモン過剰のため、易感染性となり、重篤な感染症に罹患し死亡することもある。

6. 治療法

手術療法が第一選択となるが、腫瘍を全部取りきれないことがある。
手術ができないか、不十分の場合は、放射線療法が一部の患者に効果を示す。
薬が効果を示すこともある。

7. 研究班

  間脳下垂体機能障害に関する調査研究班